フルリノベーション |O様邸

築年数

43年

建坪面積

45坪

建物形態

入母屋平屋

BEFORE

AFTER

【依頼の経緯】
・水戸にご両親が建てて住んでいた入母屋平屋築43年45坪をリノベーション+修繕と修復をしてほしい
・亡き父が残してくれた住まいに他県から戻り、住むことを決断
・我が社のことはHPで知って頂きヒアリング開始となりました
・建物の方も各々の部屋が職人の手作り、そして職人顔負けの技術を持った先代が「粋」なセンスで創った入母屋住宅でした。
世界に一品物が沢山ありそれを大切に受け継ぐ意志の強さ、覚悟が伺えたお施主様でした。
圧倒的なこだわり、妥協を許さないぶれない心は私たちも勉強になり頭が下がります。

【ゾーニングにあたっての住宅R工房の考え方】
リノベーションで動線や断熱、耐震などがお施主様が求めるものではなく現状を
未来にきちんと残すが根底のテーマでした。
ヒアリングの中でもいろいろな意見のぶち当たりも多々ありました。
お施主様が我が社に決めた理由も「お前達を信用する」だったと思います。
工事期間は約4か月間でした。
工事完了からのトラブルもこの現場では発生しました。
内壁の左官仕上げをした壁が全部剥がれ落ちてしまいました。
手探りで原因を解明しながらもう一度復旧に努めました。
最終的に全てが完了したのは約1年過ぎる頃になってました。

ホームインスペクションで調査をし、始まった工事でしたがまだまだ私達の知識・技術が甘いことを知らされました。お施主様にはご迷惑をお掛けしましたがとても良い経験をさせていただきました。
原因はこれといった決定的なものは無く、前職人との材料調合の違いや組み合わせが悪い、温度・湿度など色々な事が考えられました。
時間をかけ様子を観察しながらプロの左官職人多数にも判断を煽り完成させました。
完成した入母屋住宅は素晴らしい作品になりました。
リノベーションとは、現在の建物によく向き合い「何故こんな組み方、仕上げ方になっているの?」など真相を突き止め、考え創造して古き良きものを活かす事だと思い知らされました。
我が社のキャッチもこのお施主様の縁とこの入母屋住宅との出会いから生まれました。
「古き良きものを活かして住まう」です。
本当にお施主様ありがとうございました。

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